【薬剤師が教える】関節と骨のサプリメント

サプリメント

関節に関する成分

関節のすり減りが気になる方は、購入したり服用しているかもしれませんね!
良さと注意点を記載したので気になる成分があれば確認してみてください!

飲み合わせの悪い組み合わせに該当する方は医師相談し中止した方がいいかもしれません!

グルコサミン

 軟膏を構成する成分の一種。
加齢によっておこる関節の不調を予防する素材として期待されている

 エビ・カニ由来が多いので甲殻類アレルギーの人は原材料を要確認!
ワーファリンとの併用は、抗凝固薬の作用を増強(出血傾向)させる可能性があると言われていますので摂取は避けましょう

コンドロイチン

軟膏を構成する成分の一種。
加齢によっておこる関節の不調を予防する素材として期待されている。
組織に保湿性や潤滑性・弾力性を与えるのに役立つ。

ワーファリンとの併用は、抗凝固薬の作用を増強(出血傾向)させる可能性があると言われていますので摂取は避けましょう

MSM(メチルスルホニルメタン)

針葉樹を由来とする有機イオウ。
穀物、牛乳、緑黄色野菜などに含まれる。
体内でたんぱく質、コラーゲン、ケラチンなどの生成に関与。
関節の修復・抗炎症・痛み改善効果※があると言われている。

(※痛みがあるのであれば、こちらの成分は痛み止めではないので医薬品にて対応してください。)

 

関連商品

DHC 極らくらくS

 

グルコサミン・コンドロイチン・Ⅱ型コラーゲン※ MSM ヒアルロン酸など配合

※Ⅱ型コラーゲンは人の関節に多く存在するタイプ

骨に関する成分

関節は軟骨ですが、骨自体がもろくなり骨粗鬆症や骨折のリスクを低減させたいなどの理由で下記の成分を摂取する方も多くいると思います。
成分の良さと薬との飲み合わせに注意が必要なものもあります。

飲み合わせの悪い組み合わせに該当する方は医師相談し中止した方がいいかもしれません!

カルシウム

骨や歯の形成に必須のミネラル。(不足するともろくなる)
心臓・神経系・血液凝固系が正常に機能するためにも必要な成分。

カルシウムは吸収効率が悪いので製品の配合量は要確認!
乳児は摂取した量の50%、30歳以上は30%の吸収率なので、表記量では足りていないことがあります!

厚生労働省が定めた必要摂取量の一覧はありますが、必要量ではないので取りすぎには注意を!

〈併用注意薬〉

・セレコキシブ(セレコックス)⇒作用機序不明・骨粗鬆症治療薬(ビスホスホネート系製剤)
キレート化合物を作り腸管よりの吸収を阻害することで薬の作用増強テトラサイクリン系・ニューキノロン系抗生物質
キレー卜を形成し、吸収が阻害され、抗菌剤の効果が減弱するおそれがある。・強心薬(ジギタリス製剤)
カルシウム含有製剤により血中カルシウム値が上昇し、ジギタリス製剤の作用を増強。
ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)が現れることがある。

MBP CBP(乳清活性たんぱく質)

牛乳や母乳に含まれる天然たんぱく質。
骨にカルシウムを定着しやすくする効果がある。

乳清=ホエイ のこと。プロテインなどに含まれている。
ホエイ(whey)は、牛乳の上澄み(乳清または乳漿とも呼ぶ)のβ-ラクトグロブリンというたんぱく質で、カゼインと並ぶ牛乳の主要アレルゲンです。「うま味」、「風味づけ」の目的で様々な加工食品に使われています。

牛乳アレルギーの人は注意!

 MBP CBPは、ほぼ同じ。

 

ビタミンD

カルシウムやリンなど骨を作るミネラルの吸収促進効果。

〈併用注意薬〉

強心薬(ジギタリス製剤)
⇒ジギタリス製剤の作用を増強。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれることがある。
・骨粗しょう症治療薬の活性型ビタミンD3製剤⇒相加作用により高カルシウム血症があらわれる可能性がある。
(高カルシウム血症の初期症状としては、便秘、吐き気、嘔吐、腹痛、食欲不振、脱水と激しいのどの渇きなどが生じます。極めて重度の高カルシウム血症は、しばしば錯乱、情動障害、せん妄、幻覚、昏睡を伴う脳の機能障害を引き起こします。筋力が低下し、不整脈から死に至ることもあります。)・カルシウム製剤
⇒腸管でのカルシウムの吸収を促進させることで高カルシウム血症の恐れあり。・マグネシウム含有製
⇒腸管でのマグネシウムの吸収を促進させるため高マグネシウム血症の恐れあり。・「コレステロールが高めの方の特定保健用食品(トクホ)」
特定保健用食品に含まれる成分は胆汁酸と結合する作用をもつため、吸収に胆汁酸を必要とする脂溶性ビタミンや脂溶性薬剤の吸収が減少する可能性がある。・「お腹の調子を整える特定保健用食品(トクホ)」
薬剤の吸収が抑制される可能性がある。

 

 

ビタミンK

 骨形成(骨芽細胞の働き)を促進し、骨吸収(破骨細胞の働き)を抑制する
納豆・熊笹(クマザサ)・クロレラ食品・青汁(ケール)などによく含まれている。

〈併用注意薬〉

・血液凝固防止薬:ワルファリンカリウム(ワーファリン)
ワルファリンの作用が減弱する可能性がある。・「コレステロールが高めの方の特定保健用食品(トクホ)」
特定保健用食品に含まれる成分は胆汁酸と結合する作用をもつため、吸収に胆汁酸を必要とする脂溶性ビタミンや脂溶性薬剤の吸収が減少する可能性がある。・「お腹の調子を整える特定保健用食品(トクホ)」
薬剤の吸収が抑制される可能性がある。

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